小学校教諭の仕事
日本の教育制度では、小学校と中学校を義務教育として定めています。
実質的には多くの人が高校や大学へ進んでいますが、制度上必ず子供を通わせなければならないのは小学校と中学校のみ。
特に小学校というのは、その後の勉強や人間関係を学ぶ上で、基礎を形作る重要な教育です。
この時期に十分に学ぶことが出来なかった児童は、その後、勉強や人間関係などで取り残されてしまう可能性があります。
教育における問題は、子供の人生全体に影響を及ぼす重大な事柄です。
だからこそ、小学校で教える小学校教諭は子供にとって非常に存在となります。
おそらくみなさんも、小学校時代の先生について思い出すことが出来るのではないでしょうか。
そして、好きだった先生、嫌いだった先生が思い浮かぶのではないかと思います。
ただ、子供に好かれる先生がイコール良い先生か、子供に嫌われる先生がイコール悪い先生かというとその限りではありません。
厳しい先生はどうしても子供に嫌われるもの。
厳しくしなければ子供にはわからないことだってあります。
本当に良い先生とは何か、常に考える事ができなければ良い小学校教諭として仕事をしていくことは出来ないでしょう。
では、小学校教諭の仕事の内容について具体的に見ていきます。
小学校教諭は中学校以降とは違い、教室担任が全教科の教科担任となります。
国語算数理科社会だけではなく、図工音楽体育家庭科なども一人で教えなければなりません。
さらに、ホームルームや掃除、給食なども一緒にすることになるため、担当教室の子供たちとは関わる時間が大変に長くなるでしょう。
私立学校の場合には違ったシステムを取っている場合もありますが、このような形態が一般的。
こうした環境のなか、気をつけなければならないことがあります。
それは一部の子供を依怙贔屓することです。
自分はそうしているつもりがなくとも、子供からは依怙贔屓しているように見えてしまう場合があります。
どんな子供にも平等に、そして公平に対応することが出来なければ、小学校教諭としての仕事は務まりません。
さらに小学校教諭には別に重要な仕事が一つ。
それは保護者との関係を良好に保ち、各家庭と連携しながら教育を進めていくことです。
小学校時代の子供の教育は、その全てを学校で担当できるものではありません。
学校での教育が手を伸ばせない部分については、保護者の協力を得る必要があるでしょう。
仕事の環境
公立小学校に務める場合は公務員扱いとなります。
そのため、数年に一度異動があり、転勤の可能性があることを覚えておかなければなりません。
基本的には上からの異動命令に逆らう事は出来ませんので、融通の効く生活スタイルを構築しましょう。
ちなみに経験を積んでいくと教頭を経て校長への道が開けるなど、小学校教諭にも様々なキャリアが存在します。
小学校教諭になるには、子供に親身になって関わることが出来る人物でなければなりません。
そのためには、授業だけではなく就学外でも様々なことに気を回さなければならないでしょう。
ただし、嫌われることを恐れ、迎合してしまう人物ではやはり子供のためには繋がりません。
自分のことではなく、子供のことを第一に考える教育が出来る人物であることを心がけてください。
また、小学校教諭になるためには、国家資格である免許を取得しなければなりません。
中学の免許を持っていると高校も教える事ができるのですが、小学校は教える内容が違っているために別の免許が必要となります。
一種免許は大卒、二種免許は短大卒、専修免許は大学院卒で取得することができます。
必要単位のなかには教育実習と介護施設実習が含まれています。
教育実習では実際に1ヶ月ほど学校の仕事に携わるので、悩んでいる方はその上で考えてみるというのも良いでしょう。
給与などについては以下のサイトにも詳しく紹介されています。
【小学校教諭の仕事】http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/job/list/137/
小学校教諭の仕事は、誰にでも務まるものではありません。
責任感がなければなりませんし、何より子供と関わるのには体力が必要です。
それでも、その子供たちのより良い将来を考える事ができるのであれば、小学校教諭は十分選択肢の一つとなるでしょう。
未来の日本を作るのは子供たちであり、その子供たちを作るのはあなた達です。