美味しいを伝える
食に関わる仕事として最初に紹介するのは「グルメリポーター」の仕事についてです。
テレビをよく見る人なら、グルメリポーターがどんな仕事なのか、というのはなんとなく分かる事でしょう。
話題のお店などにいって料理を食べて、その味についてレポートするのがグルメリポーターの仕事ということになります。
では、このグルメリポーターとなるためにはどのような能力が必要なのでしょうか?
まず、味の違いが分かる能力というのが必要となります。
何を食べても美味しい、というだけで、それ以上に深い情報が引き出せないのではグルメリポーターとしては足りていません。
使われている食材が全て見抜けるほどにならなければならない、というわけではありませんが、味の機微についてしっかり感じ取ることが出来る能力というのが必要となります。
そして、その味が分かった上で、それを表現できるだけの表現力や語彙力が必要となります。
見ている人にしっかり美味しさが伝わらなければ、グルメリポーターとしての能力不足となってしまうでしょう。
こちらの能力を鍛えるために、様々なリポート番組を見るなどして情報を集めていくことが重要になります。
どんな番組にもある程度の台本はありますが、細かい部分までは指示されておらず、自分の言葉で表現できなければなりません。
リポーターになるには
では、グルメリポーターになるためにはどんな道を辿る必要があるのでしょうか?
グルメリポーターになるために、必要な資格というものは特にはありません。
ただし、誰でもグルメリポーターになれるのかというとそうではないということです。
まず、グルメリポーターとなる前に、テレビ局やラジオ局などに務めるということが必要になるでしょう。
他にはタレント事務所や芸能プロダクションに所属して、そういった仕事がもらえるように活動して行くという方法もあります。
これらの仕事は実力主義であるために、十分な仕事がもらえないということも十分覚悟しておかなければなりません。
グルメリポーターとして芽を出すためには、ある程度の運というものも必要となります。
さらに、協調性などがなければ撮影現場で上手く立ちまわる事ができませんから、コミュニケーション能力を鍛えることも必要となってくるでしょう。