食を仕事に
自分が好きなものを考えた時、「食べること」が好きだという人は実はかなり多いのではないでしょうか?
衣食住のなかでも人間が生命を維持するのに欠かす事ができないのが食という存在です。
この食べる事自体を楽しみとすることが出来るのは、人間の特権の一つと言えるかも知れません。
それならば、この食べる事自体を仕事にすることが出来るのであれば、至上の幸せと言えるかも知れません。
では、食に関わる仕事にはどのようなものがあるでしょうか?
実は幅ひろい仕事が食にはありますので、ここでは主に4つの仕事を紹介していきたいと思います。
勿論これらは食に係る仕事の一部にすぎませんが、選択肢として考えてみると良いでしょう。
食の仕事
まず最初に紹介するのは「グルメリポーター」の仕事です。
これはテレビなどで何かを食べ、その味などをリポートする仕事ということになります。
なんでも美味しく食べる事が出る人物でなければならないというだけではなく、食べたものの味を好意的に、かつ適格に表現することが出来る能力というものがもとめられます。
何を食べても「美味しい!」だけではグルメリポーターとしては適格とはいえません。
美味しく食べることを表現し、それがどのような味であるのかを伝える、そんな能力が求められる意外にも高度な仕事と言えるでしょう。
門戸も狭く、なるのが難しい仕事であるということも同時に覚えておく必要があります。
次に見ていくのは「ソムリエ」の仕事です。
中学生高校生のみなさんにはまだ分からないことかと思いますが、お酒というのは大人にとって非常に大きな嗜好品の一つとなっています。
ソムリエはそんなお酒のなかでも、ワインについて最大限の知識を持っている人のことをいいます。
味や香りなどからワインの良し悪しを判断したり、料理に合わせたワインえらんだり、様々な仕事がソムリエにはあります。
ただ、実際にこのソムリエとなりたいというのであれば、かなり険しい道のりがあります。
ソムリエと名乗るためには相応の資格が必要で、その中でも最高ランクの資格を持っている人は現在日本に両手で足りるほどしかいません。
本当のプロフェッショナルとなるためには、1億2千万分の10に入らなければならないわけです。
そのため、ソムリエだけを目指すのではなく、他の料理の仕事をしながらソムリエを目指すという方が現実的な道となるでしょう。
次に紹介するのは「フードコーディネーター」の仕事です。
この仕事は名前からやるべきことが少々わかりにくいかも知れません。
料理のレシピを作ったり、それを元にしたビジネスを構築するなど、食に関して幅ひろい仕事を行うのがこのフードコーディネーターの仕事です。
このフードコーディネーターもまだまだ人口の少ない仕事であり、需要が大きくはないためになるのは簡単ではありません。
食について幅ひろい知識を有しているだけではなく、ビジネスとしての観点も合わせて持っていなければなりません。
広く深い、食のプロということになるでしょう。
そして最後に紹介するのは「フードライター」の仕事です。
これはグルメリポーターの文章版と考えて頂ければ分かりやすいでしょうか。
料理を食べて、それについての情報を文章として紹介していくのが仕事となります。
グルメリポーターが動きや声のトーンなどを使う事ができるのに対して、フードライターは写真と文章だけでそれを表現しなければならないため、より高度な表現力が求められることになります。
グルメ雑誌などで活躍の場があり、仕事の範囲は比較的広いということが出来るでしょう。
これらの食の仕事はあくまでも一部ですが、食を仕事とするには様々な裾野が広がっています。
その中から自分が就きたい仕事を考えてみるのが良いでしょう。