子供と仕事
子供が好きだという人はたくさんいらっしゃることでしょう。
ただ、逆に子供が苦手だという人もやはりたくさんいらっしゃることかと思います。
子供と携わる仕事というのは世界中にあふれており、子供が好きなのであれば
そういった仕事を選択肢に入れてみるのが良いでしょう。
では、具体的には子供に関わる仕事にはどのようなものがあるでしょうか?
この先で紹介していく仕事について簡単に紹介していきます。
まず最初に紹介するのは「保育士・幼稚園教諭」です。
未就学児童を預かる仕事であり、義務教育前であるものの多くの需要が存在しています。
特に保育士については女性の社会進出が進むのに連れてその需要を拡大していると言えるでしょう。
仕事をしながら一人で子育てをするというのは簡単なことではなく、
今後もこの需要は拡大していくことが考えられます。
子供にとって、小さいころに関わる人間というのはその後の人格形成に大きな影響を与えることになります。
保育士や幼稚園教諭が子供にとって良い存在でなければ、その子の人生にも大きな影響を与えることに繋がってしまうでしょう。
だからこそ、こういった仕事は子供が好きで、子供に真摯に携わる事ができる人物でなければならないと言えます。
さらに、子供だけではなく親と向き合うことも必要であり、広く気を遣う事ができる人物にこそ向いている仕事だといえるでしょう。
次に見ていくのは「小学校教諭」です。
子供にとっては最初の義務教育であり、今後の進路にも大きく関わる重要な教育期間だといえるでしょう。
多くの子供はこの時期に学んだことを元にして人生を構成していくことになります。
例えば勉強一つを取ってみても、教師の教え方次第で勉強を好きになる子供もいれば、嫌いになる子供もいることでしょう。
まだまだ専門的なことを教える教育ではないとはいえ、全ての基礎となることを教えるのが小学校の仕事です。
勉強も基礎が出来なければ応用は出来ません。
人間関係も基礎が出来なければ、さらに発展させていくことは難しいでしょう。
勉強や人間関係、社会規範などの基礎を作り上げ、人間としての土台を作るというのが小学校教諭に課せられる課題となります。
次に見ていくのは「ベビーシッター」です。
アメリカなどの海外では非常にポピュラーな仕事であるものの、日本ではまだ比較的広まっていない仕事だといえるでしょう。
仕事とはいえ他人を自分の家に入れるということに対して抵抗を持っている人が多いことが原因だと考えられます。
しかし、未就学児童の預け先が足りていない現状において、今後このベビーシッターの需要は拡大していくことが考えられるでしょう。
赤ちゃんというのは、非常に繊細な存在です。
寝かせ方一つ、寝返り一つで命が失われてしまう可能性もある、ということをしっかり認識して望まなければなりません。
実際、海外ではベビーシッターによる赤ん坊の虐待などが発生することもあり、社会的な問題ともなっています。
責任感を持って、信頼される存在でなければベビーシッターとしての仕事を務める事は出来ないでしょう。
その他の仕事
次に見ていくのは「小児科医」です。
小児科医は子供を対象にした医療を行う医師ということになります。
ただ、医師というのは診療科ごとに資格を取るのではなく、まず全診療科についての実習を受けた上で医師免許を取得し、その後専門の診療科を作るという流れとなります。
そのため、小児科医であっても、外科や内科などの他の診療科についての知識をある程度有していなければなりません。
子供に関わる仕事のなかでも、資格の取得が最も難しく、なるための道が険しい仕事だといえるでしょう。
すでに大学生のみなさんがこの仕事に就きたいと思ったら、もう一度少なくとも6年間は大学に通わなければなりません。
中学生や高校生のみなさんであれば、専門の大学を目指せばまだ間に合うと言えるでしょう。
いずれにせよ専門の大学に入ることすら難しい、難関の仕事と言えます。
そして最後は「児童福祉司」の仕事です。
全ての子供が、幸せな家庭環境を持っているわけではありません。
中には虐待を受け、命の危険と隣合わせで生活をしている子供も存在しています。
あるいは、幼くして両親を亡くしてしまい、行く宛がなくなってしまう子供もやはりいるでしょう。
児童福祉司はこういった、「恵まれない環境」の子供を救うことが仕事となります。
全ての子供は、幸せに生活する権利を持っています。
その権利が行使されていない現状は、憂うべきことでしょう。
子供の将来を憂い、子供の今を悲しむ事ができる人でなければ、この仕事を続けることは難しいと言えるでしょう。
このように、子供に携わる仕事はたくさんあります。
ここで紹介していく5つはあくまでもその一部であり、全てではありません。
この他にもたくさんの子供に関わる仕事が存在していますので、色々な仕事を視野にいれて考えてみると良いでしょう。